
始める前に
- ラボでは、Google Cloud プロジェクトとリソースを一定の時間利用します
- ラボには時間制限があり、一時停止機能はありません。ラボを終了した場合は、最初からやり直す必要があります。
- 画面左上の [ラボを開始] をクリックして開始します
Create a storage bucket
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Set up Retention Policy
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Lock the Retention Policy
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Set up Temporary Hold
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Create Event-based holds
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このラボでは、Cloud Storage のバケットロック機能の使用方法について学習します。この機能を使用すると、Cloud Storage バケットのデータ保持ポリシーを構成して、バケット内のオブジェクトの保持期間を管理できます。また、データ保持ポリシーをロックして、ポリシーの変更や削除を防止することもできます。
バケットロックは、Cloud Storage のリクエストとレスポンスの詳細をログに記録する Cloud Storage の詳細な監査ロギングモードや、オブジェクトのライフサイクル管理と組み合わせることで、FINRA、SEC、CFTC などの規制やコンプライアンス要件への対応に役立ちます。また、バケットロックを使用して、医療業界の特定の保持規制に対応することもできます。
このラボでは、次の操作を行う方法について学びます。
こちらの説明をお読みください。ラボには時間制限があり、一時停止することはできません。タイマーは、Google Cloud のリソースを利用できる時間を示しており、[ラボを開始] をクリックするとスタートします。
このハンズオンラボでは、シミュレーションやデモ環境ではなく実際のクラウド環境を使って、ラボのアクティビティを行います。そのため、ラボの受講中に Google Cloud にログインおよびアクセスするための、新しい一時的な認証情報が提供されます。
このラボを完了するためには、下記が必要です。
[ラボを開始] ボタンをクリックします。ラボの料金をお支払いいただく必要がある場合は、表示されるダイアログでお支払い方法を選択してください。 左側の [ラボの詳細] ペインには、以下が表示されます。
[Google Cloud コンソールを開く] をクリックします(Chrome ブラウザを使用している場合は、右クリックして [シークレット ウィンドウで開く] を選択します)。
ラボでリソースがスピンアップし、別のタブで [ログイン] ページが表示されます。
ヒント: タブをそれぞれ別のウィンドウで開き、並べて表示しておきましょう。
必要に応じて、下のユーザー名をコピーして、[ログイン] ダイアログに貼り付けます。
[ラボの詳細] ペインでもユーザー名を確認できます。
[次へ] をクリックします。
以下のパスワードをコピーして、[ようこそ] ダイアログに貼り付けます。
[ラボの詳細] ペインでもパスワードを確認できます。
[次へ] をクリックします。
その後次のように進みます。
その後、このタブで Google Cloud コンソールが開きます。
Cloud Shell は、開発ツールと一緒に読み込まれる仮想マシンです。5 GB の永続ホーム ディレクトリが用意されており、Google Cloud で稼働します。Cloud Shell を使用すると、コマンドラインで Google Cloud リソースにアクセスできます。
Google Cloud コンソールの上部にある「Cloud Shell をアクティブにする」アイコン をクリックします。
ウィンドウで次の操作を行います。
接続した時点で認証が完了しており、プロジェクトに各自の Project_ID、
gcloud
は Google Cloud のコマンドライン ツールです。このツールは、Cloud Shell にプリインストールされており、タブ補完がサポートされています。
出力:
出力:
gcloud
ドキュメントの全文については、gcloud CLI の概要ガイドをご覧ください。
Cloud Storage のユーティリティ ツール gsutil がインストールされ、Google Cloud で使用できるようになっています。このラボでは、Cloud Shell で gsutil を使用します。
[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。
金融機関の支店で、金融取引の記録を 6 年間保持するという SEC Rule 17a-4 の要件があるとします(このラボでは 10 秒間とします)。支店内で日々の記録の管理と保持を担当する技術管理者(「支店の IT 管理者」)が、この要件を満たすために、10 秒間の保持ポリシーを持つ Cloud Storage バケットを作成したいと考えています。
バケットに保持ポリシーを設定する方法を確認しましょう。
10d
、10 か月間の場合は 10m
、10 年間の場合は 10y
とします。詳細については、gsutil help retention set
コマンドで確認してください。出力例:
「Effective Time
」(実効日時)は、ポリシーがバケットに適用された日時です。
出力例:
特定のオブジェクトの保持ポリシーの期限が切れると、そのオブジェクトを削除できるようになります。
保持ポリシーを延長するには、gsutil retention set
コマンドを使用して保持ポリシーを更新します。
[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。
ロックされていない状態の保持ポリシーは、バケットからの削除や、保持期間の短縮ができます。保持ポリシーをロックすると、バケットからの削除や、保持期間の短縮ができなくなります。
ロックを確認する出力例:
y
」と入力して確定します。gsutil retention get "gs://$Cloud Storage_BUCKET/"
一度ロックした保持ポリシーは、ロック解除ができず、延長のみが可能になります。実効日時は、設定または最終更新から経過した時間が保持ポリシーの期間を超えると更新されます。
[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。
上記の例の続きとして、10 秒間の保持ポリシー(ロック済み)がバケットに設定されているとします。
金融規制当局が支店の顧客の監査を実施することを決定し、監査期間中、これらの記録を保持することを要求しました。この顧客の Cloud Storage オブジェクトの一部は有効期限が近づいており、まもなく自動的に削除されます。
これに対応するため、支店の IT 管理者は、規制当局の調査が開始されたときに、監査に関連する各オブジェクトに一時保留フラグを設定します。このフラグが設定されている間は、オブジェクトが 10 秒より古くても、削除から保護されます。
次のエラー メッセージが表示されます。
[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。
上記の例の続きとして、10 秒間の保持ポリシー(ロック済み)がバケットに設定されているとします。
支店では、金融取引の記録を 10 秒間保持するだけでなく、ローンの記録も返済日から 10 秒間保持する必要があるとします。これを実現するために、支店の IT 管理者は、イベントベースの保留フラグを設定して、ローンの記録を新しい Cloud Storage オブジェクトとしてアップロードします。
支店の IT 管理者は毎日、ローンが返済されたら、対応する Cloud Storage オブジェクトのイベントベースの保留フラグを解除します。Cloud Storage により、その日から 10 秒後を期限とする新しい保持ポリシーが自動的に計算されるため、これ以上の操作は必要ありません。
イベントベースの保留を使用すると、保留が解除されるまで保持ポリシーのカウントダウンを遅らせることができます。イベントベースの保留はオブジェクトごとに管理でき、バケット プロパティによって、新しいオブジェクトがバケットに追加されたときにデフォルトで設定できます。
ローンに対してイベントベースの保留を有効にする方法を確認しましょう。
出力は次のようになります。
Retention Expiration(保持期限)が定義されていないことに注意してください。保持期限は、オブジェクトに対するイベントベースの保留が解除されるまで確認できません。
出力は次のようになります。
出力は次のようになります。
gsutil retention event set "gs://bucket-name/object-name"
[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。
残念ながら、この支店は融資業務を停止することになりました。支店の IT 管理者は引き続き、既存の記録をその全期間にわたって維持する必要がありますが、バケットに記録を生成する必要はなくなります。最後のローンの保持期間が終了し、保持の対象ではなくなった後、支店の IT 管理者は空のバケットを削除できます。バケットには保持の対象となるデータが含まれていないため、ロックされた保持ポリシーが設定されていても削除できます。
このラボでは、時間を定めたポリシー、一時保留、イベントベースの保留を使用してオブジェクトの保持を管理する方法と、最後に、ロックされた保持ポリシーが設定されたバケットを削除する方法を学習しました。
Cloud Storage に関する詳細
Google Cloud トレーニングと認定資格を通して、Google Cloud 技術を最大限に活用できるようになります。必要な技術スキルとベスト プラクティスについて取り扱うクラスでは、学習を継続的に進めることができます。トレーニングは基礎レベルから上級レベルまであり、オンデマンド、ライブ、バーチャル参加など、多忙なスケジュールにも対応できるオプションが用意されています。認定資格を取得することで、Google Cloud テクノロジーに関するスキルと知識を証明できます。
マニュアルの最終更新日: 2025 年 9 月 30 日
ラボの最終テスト日: 2025 年 9 月 30 日
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