
始める前に
- ラボでは、Google Cloud プロジェクトとリソースを一定の時間利用します
- ラボには時間制限があり、一時停止機能はありません。ラボを終了した場合は、最初からやり直す必要があります。
- 画面左上の [ラボを開始] をクリックして開始します
Create a VPC network and VM instance
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Google Cloud Virtual Private Cloud(VPC)は、Compute Engine 仮想マシン(VM)インスタンス、Kubernetes Engine コンテナ、App Engine フレキシブル環境にネットワーキング機能を提供しています。つまり、VPC ネットワークがなければ VM インスタンス、コンテナ、App Engine アプリケーションを作成することはできません。そのため、新しい Google Cloud プロジェクトには、すぐに使えるようにデフォルト ネットワークが用意されています。
VPC ネットワークは、Google Cloud 内で仮想化されているという点を除き、物理ネットワークと同じように考えることができます。VPC ネットワークは、データセンター内のリージョン仮想サブネットワーク(サブネット)のリストで構成されるグローバルリソースであり、サブネットはすべてグローバルな広域ネットワーク(WAN)で接続されています。VPC ネットワークは、Google Cloud 内で互いに論理的に隔離されています。
このラボでは、ファイアウォール ルールを含む自動モードの VPC ネットワークと、2 つの VM インスタンスを作成します。また、それらの VM インスタンスの接続性について見ていきます。
このラボでは、次のタスクについて学びます。
デフォルトの VPC ネットワークについて確認する
ファイアウォール ルールを含む自動モードのネットワークを作成する
Compute Engine を使用して VM インスタンスを作成する
VM インスタンスの接続性について詳しく確認する
各ラボでは、新しい Google Cloud プロジェクトとリソースセットを一定時間無料で利用できます。
Qwiklabs にシークレット ウィンドウでログインします。
ラボのアクセス時間(例: 1:15:00
)に注意し、時間内に完了できるようにしてください。
一時停止機能はありません。必要な場合はやり直せますが、最初からになります。
準備ができたら、[ラボを開始] をクリックします。
ラボの認証情報(ユーザー名とパスワード)をメモしておきます。この情報は、Google Cloud Console にログインする際に使用します。
[Google Console を開く] をクリックします。
[別のアカウントを使用] をクリックし、このラボの認証情報をコピーしてプロンプトに貼り付けます。
他の認証情報を使用すると、エラーが発生したり、料金の請求が発生したりします。
利用規約に同意し、再設定用のリソースページをスキップします。
各 Google Cloud プロジェクトは デフォルト ネットワークを備えています。このネットワークには、サブネット、ルート、ファイアウォール ルールが含まれています。
デフォルトネットワークには、各 Google Cloud リージョンのサブネットが含まれています。
Cloud Console のナビゲーション メニュー()で [VPC ネットワーク] > [VPC ネットワーク] の順にクリックします。
デフォルト ネットワークとそのサブネットが表示されます。
各サブネットは Google Cloud リージョンとプライベート RFC 1918 CIDR ブロックに関連付けられています。この CIDR ブロックは内部 IP アドレス範囲とゲートウェイに使用されます。
ルートは、VM インスタンスと VPC ネットワークに対して、インスタンスから宛先(ネットワーク内部または Google Cloud の外部)にトラフィックを送信する方法を通知するものです。各 VPC ネットワークにはいくつかのデフォルト ルートが用意されており、サブネット間でのトラフィックのルーティングや、適切なインスタンスからインターネットへのトラフィックの送信ができます。
左側のペインで [ルート] をクリックします。
各サブネットのルートと、デフォルト インターネット ゲートウェイ(0.0.0.0/0)のルートが表示されます。
これらのルートは状況に応じて自動的に管理されますが、カスタムの静的ルートを作成して一部のパケットを特定の宛先に送信することもできます。たとえば、ルートを作成して、NAT ゲートウェイとして構成されたインスタンスにすべての送信トラフィックを送るように設定することも可能です。
各 VPC ネットワークは、構成可能な分散仮想ファイアウォールを実装しています。ファイアウォール ルールを使用すると、どのパケットをどの宛先に送信できるようにするかをコントロールすることができます。また、あらゆる VPC ネットワークには、すべての受信接続をブロックし、すべての送信接続を許可するという 2 つの暗黙ファイアウォール ルールが存在します。
VPC ネットワークがない場合は VM インスタンスを作成できないことを確認します。
VM インスタンスを作成するために、まず VPC ネットワークを作成します。
自動モードのネットワークを作成して default ネットワークを再現します。
us-central1 リージョンに VM インスタンスを作成します。リージョンとゾーンを選択するとサブネットが決まり、そのサブネットの IP アドレス範囲から内部 IP アドレスが割り当てられます。
ナビゲーション メニュー()で、[Compute Engine] > [VM インスタンス] をクリックします。
[インスタンスを作成] をクリックします。
次のように指定し、残りの設定はデフォルトのままにします。
プロパティ | 値(値を入力するか、指定されたオプションを選択) |
---|---|
名前 | mynet-us-vm |
リージョン | us-central1 |
ゾーン | us-central1-c |
シリーズ | N1 |
マシンタイプ | f1-micro(1 個の vCPU、614 MB のメモリ) |
[作成] をクリックします。
新しいインスタンスの [内部 IP] のアドレスが、us-central1 内のサブネットの IP アドレス範囲(10.128.0.0/20)から割り当てられていることを確認します。
[内部 IP] のアドレスは 10.128.0.2 になっているはずです。10.128.0.1 はゲートウェイ用に予約されていて、このサブネットに他のインスタンスは構成されていないからです。
europe-west4 リージョンに VM インスタンスを作成します。
[インスタンスを作成] をクリックします。
次のように指定し、残りの設定はデフォルトのままにします。
プロパティ | 値(値を入力するか、指定されたオプションを選択) |
---|---|
名前 | mynet-eu-vm |
リージョン | europe-west4 |
ゾーン | europe-west4-c |
シリーズ | N1 |
マシンタイプ | f1-micro(1 個の vCPU、614 MB のメモリ) |
[作成] をクリックします。
新しいインスタンスの [内部 IP] のアドレスが、europe-west4 内のサブネットの IP アドレス範囲(10.164.0.0/20)から割り当てられていることを確認します。
[内部 IP] のアドレスは 10.164.0.2 になっているはずです。10.164.0.1 はゲートウェイ用に予約されていて、このサブネットに他のインスタンスは構成されていないからです。
[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。
VM インスタンスの接続性について確認します。具体的には、tcp:22 を使用して SSH での VM インスタンスへの接続を試し、ICMP を使用して VM インスタンスの内部 IP アドレスと外部 IP アドレスに対して ping を実行します。さらに、ファイアウォール ルールを個別に削除して、接続性に対する影響を調べます。
mynetwork で作成したファイアウォール ルールでは、mynetwork の内部(内部 IP)と外部(外部 IP)からの SSH と ICMP の上り(内向き)トラフィックが許可されます。
SSH 認証鍵を作成し、公開 SSH 認証鍵のメタデータを編集することで、Linux インスタンスへのアクセスを制御することもできます。
次のコマンドを実行して、mynet-eu-vm の内部 IP アドレスへの接続をテストします。コマンドのプレースホルダは、mynet-eu-vm の内部 IP に置き換えます。
ping -c 3 <mynet-eu-vm の内部 IP を入力>
allow-custom ファイアウォール ルールで許可されているため、mynet-eu-vm の内部 IP に ping が通ります。
次のコマンドを実行して、mynet-eu-vm の外部 IP アドレスへの接続をテストします。コマンドのプレースホルダは、mynet-eu-vm の外部 IP に置き換えます。
ping -c 3 <mynet-eu-vm の外部 IP を入力>
allow-icmp ファイアウォール ルールを削除しても mynet-eu-vm の内部 IP アドレスと外部 IP アドレスに対して ping が通るか試してみます。
ナビゲーション メニュー()で、[VPC ネットワーク] > [ファイアウォール] の順にクリックします。
mynetwork-allow-icmp ルールを選択します。
[削除] をクリックします。
[削除] をクリックして削除を確定します。
削除が完了するまで待ちます。
mynet-us-vm の SSH ターミナルに戻ります。
次のコマンドを実行して、mynet-eu-vm の内部 IP アドレスへの接続をテストします。コマンドのプレースホルダは、mynet-eu-vm の内部 IP に置き換えます。
ping -c 3 <mynet-eu-vm の内部 IP を入力>
allow-custom ファイアウォール ルールで許可されているため、mynet-eu-vm の内部 IP に ping が通ります。
次のコマンドを実行して、mynet-eu-vm の外部 IP アドレスへの接続をテストします。コマンドのプレースホルダは、mynet-eu-vm の外部 IP に置き換えます。
ping -c 3 <mynet-eu-vm の外部 IP を入力>
allow-custom ファイアウォール ルールを削除しても、mynet-eu-vm の内部 IP アドレスに対して ping が通るかを試してみます。
ナビゲーション メニュー()で、[VPC ネットワーク] > [ファイアウォール] の順にクリックします。
mynetwork-allow-custom ルールを選択します。
[削除] をクリックします。
[削除] をクリックして削除を確定します。
削除が完了するまで待ちます。
mynet-us-vm の SSH ターミナルに戻ります。
次のコマンドを実行して、mynet-eu-vm の内部 IP アドレスへの接続をテストします。コマンドのプレースホルダは、mynet-eu-vm の内部 IP に置き換えます。
ping -c 3 <mynet-eu-vm の内部 IP を入力>
SSH ターミナルを終了します。
exit
allow-ssh ファイアウォール ルールを削除しても SSH で mynet-us-vm に接続できるかを試してみます。
このラボでは、default ネットワークとそのサブネット、ルート、ファイアウォール ルールについて見てきました。default ネットワークを削除して、VPC ネットワークがないと VM インスタンスを作成できないことを確認し、サブネット、ルート、ファイアウォール ルール、2 つの VM インスタンスを持つ新しい自動モード VPC ネットワークを作成しました。また、VM インスタンスの接続性をテストし、接続性に対するファイアウォール ルールの影響を調べました。
ラボが完了したら、[ラボを終了] をクリックします。ラボで使用したリソースが Google Cloud Skills Boost から削除され、アカウントの情報も消去されます。
ラボの評価を求めるダイアログが表示されたら、星の数を選択してコメントを入力し、[送信] をクリックします。
星の数は、それぞれ次の評価を表します。
フィードバックを送信しない場合は、ダイアログ ボックスを閉じてください。
フィードバックやご提案の送信、修正が必要な箇所をご報告いただく際は、[サポート] タブをご利用ください。
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