チェックポイント
Create an instance and database
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Create a schema for the database
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Cloud Spanner: Qwik Start
GSP102
概要
Cloud Spanner は、フルマネージドのミッションクリティカルなリレーショナル データベース サービスです。グローバルなトランザクション整合性、スキーマ、SQL(拡張機能を含む ANSI 2011)および自動の同期レプリケーションによって、高可用性を実現します。
Cloud Spanner は以下の機能を備えています。
- 強整合性。一貫した強力な二次インデックスなど。
- スキーマ変更用の ALTER ステートメントなどの SQL サポート。
- 高可用性を備えたマネージド インスタンス。透過的で同期式の組み込み型データ レプリケーションを使用。
Cloud Spanner では、リージョン インスタンスとマルチリージョン インスタンスを使用できます。
最適な用途
Cloud Spanner は、高可用性、強整合性、およびトランザクション型の読み取りと書き込みを必要とするリレーショナル データや構造化データ、半構造化データに最適です。
その他のストレージ オプション
ここでは、Cloud Spanner 以外のソリューションを検討すべき一般的なシナリオを示します。
- 高い整合性や、リレーショナル データベースの水平スケーリングが不要な場合。Google Cloud のストレージ オプションと Google Cloud でのデータ ライフサイクルにある他のストレージ サービスを検討してください。
- オープンソースのデータベースが必要な場合。
このハンズオンラボでは、Cloud Spanner のインスタンス、データベースおよびテーブルを作成する方法を学習します。さらに、スキーマの追加やデータの作成と変更、クエリの実行についても説明します。
設定と要件
[ラボを開始] ボタンをクリックする前に
こちらの手順をお読みください。ラボの時間は記録されており、一時停止することはできません。[ラボを開始] をクリックするとスタートするタイマーは、Google Cloud のリソースを利用できる時間を示しています。
この Qwiklabs ハンズオンラボでは、シミュレーションやデモ環境ではなく、実際のクラウド環境を使ってご自身でラボのアクティビティを行うことができます。そのため、ラボの受講中に Google Cloud にログインおよびアクセスするための、新しい一時的な認証情報が提供されます。
必要なもの
このラボを完了するためには、下記が必要です。
- 標準的なインターネット ブラウザ(Chrome を推奨)
- ラボを完了するために十分な時間
注: すでに個人の Google Cloud アカウントやプロジェクトをお持ちの場合でも、ラボでは使用しないでください。
注: Chrome OS デバイスを使用している場合は、シークレット ウィンドウを開いてこのラボを実行してください。
ラボを開始して Google Cloud コンソールにログインする方法
-
[ラボを開始] ボタンをクリックします。ラボの料金をお支払いいただく必要がある場合は、表示されるポップアップでお支払い方法を選択してください。 左側の [ラボの詳細] パネルには、以下が表示されます。
- [Google コンソールを開く] ボタン
- 残り時間
- このラボで使用する必要がある一時的な認証情報
- このラボを行うために必要なその他の情報(ある場合)
-
[Google コンソールを開く] をクリックします。 ラボでリソースが起動し、別のタブで [ログイン] ページが表示されます。
ヒント: タブをそれぞれ別のウィンドウで開き、並べて表示しておきましょう。
注: [アカウントの選択] ダイアログが表示されたら、[別のアカウントを使用] をクリックします。 -
必要に応じて、[ラボの詳細] パネルから [ユーザー名] をコピーして [ログイン] ダイアログに貼り付けます。[次へ] をクリックします。
-
[ラボの詳細] パネルから [パスワード] をコピーして [ようこそ] ダイアログに貼り付けます。[次へ] をクリックします。
重要: 認証情報は左側のパネルに表示されたものを使用してください。Google Cloud Skills Boost の認証情報は使用しないでください。 注: このラボでご自身の Google Cloud アカウントを使用すると、追加料金が発生する場合があります。 -
その後次のように進みます。
- 利用規約に同意してください。
- 一時的なアカウントなので、復元オプションや 2 要素認証プロセスは設定しないでください。
- 無料トライアルには登録しないでください。
その後このタブで Cloud Console が開きます。
インスタンスの作成
Cloud Spanner を初めて使用するときは、インスタンスを作成する必要があります。これにより、そのインスタンスの Cloud Spanner データベースによって使用されるリソースが割り当てられます。
Console のナビゲーション メニューから [Spanner] を選択します。次に、[インスタンスを作成] をクリックします。
次のフィールドに値を入力します。
インスタンス名: Test Instance
リージョン構成を選択し、プルダウン メニューからリージョンとして us-central1
を選択します。
インスタンス作成ページは次のようになります。
[作成] をクリックします。[インスタンス] の [概要] ページに、作成したインスタンスが表示されます。
データベースの作成
[インスタンス] の [概要] ページで、[データベースを作成] をクリックします。
データベース名として「example-db」と入力し、[作成] をクリックします。
すると、[データベース] の [概要] ページに、作成した新しいデータベースが表示されます。
[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。
スキーマの作成
Cloud Console では、データベースのテーブルとインデックスの作成、変更、削除を次の 2 つの方法で行うことができます。
- デフォルトのデータベース エディタを使用して、テーブル、列、インデックスの各部分を指定する。
- Cloud Spanner のデータ定義言語(DDL)構文で SQL ステートメントを入力する。
このラボでは、DDL を使用します。
[テーブルを作成] をクリックします。
[DDL テンプレート] フィールドで、既存のクエリを以下のクエリに置き換えます。
CREATE TABLE Singers (
SingerId INT64 NOT NULL,
FirstName STRING(1024),
LastName STRING(1024),
SingerInfo BYTES(MAX),
BirthDate DATE,
) PRIMARY KEY(SingerId);
[送信] をクリックします。
[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。
データの挿入と変更
Cloud Console には、データを挿入、編集、削除するためのインターフェースがあります。
データの挿入
[Singers] をクリックします。
左側のメニューで [データ] をクリックし、[挿入] ボタンをクリックします。
以下のフィールドのプレースホルダの値を置き換えます。
フィールド | 値 |
---|---|
SingerID: INT64 | 1 |
BirthDate: DATE | NULL |
FirstName: STRING | 'Marc' |
LastName: STRING | 'Richards' |
SingerInfo: BYTES | NULL |
クエリは次のようになります。
[実行] をクリックします。
[結果] から [テーブル] をクリックすると、[Singers] テーブルに行が 1 つあります。
[挿入] をクリックして行を 1 つ追加し、プレースホルダを以下の値に置き換えます。
フィールド | 値 |
---|---|
SingerID: INT64 | 2 |
BirthDate: DATE | NULL |
FirstName: STRING | 'Catalina' |
LastName: STRING | 'Smith' |
SingerInfo: BYTES | NULL |
[実行] をクリックします。
[結果] から [テーブル] をクリックすると、[Singers] テーブルに行が 2 つあります。
また、データを入力するときに、空の文字列値を挿入することもできます。
[挿入] をクリックします。以下の値を入力します。
フィールド | 値 |
---|---|
SingerID: INT64 | 3 |
BirthDate: DATE | NULL |
FirstName: STRING | 'Kena' |
LastName: STRING | '' |
SingerInfo: BYTES | NULL |
[実行] をクリックします。
[結果] から [テーブル] をクリックすると、[Singers] テーブルに行が 3 つあります。SingerID 3
の行には [LastName] があり、空の文字列になっています。
データの編集
Singers テーブルで作業を続けます。SingerId 3
の行の横にあるチェックボックスをオンにして、[編集] をクリックします。
以下の値を入力します。
フィールド | 値 |
---|---|
BirthDate: DATE | 1961-04-01 |
SingerInfo: BYTES | NULL |
[他のすべてのフィールド] |
[そのままにする] |
クエリは次のようになります。
[実行] をクリックします。
[結果] タブで [テーブル] をクリックします。
Singers テーブルの SingerId 3
の行に BirthDate 値が追加されました。
データの削除
次に、テーブルからいくつかのデータを削除してみましょう。SingerId 2
の行の横にあるチェックボックスをオンにして、[削除] をクリックします。
ダイアログに表示される警告は無視してかまいません。パネルで [確認] を選択します。
Singers テーブルの行が 2 つになりました。
クエリの実行
データベースのクエリページで SQL ステートメントを実行できます。
現在のテーブルデータのページ上部にあるパスで [データベース] を選択して Spanner データベースに移動します。
左側のメニューから [クエリ] をクリックします。
[クエリをクリア] をクリックして、テーブルに使用したクエリをクリアします。
次のクエリを入力します。
SELECT * FROM Singers
[実行] をクリックします。
Cloud Console にクエリの結果が表示されます。
これで完了です。Cloud Spanner データベースを作成し、クエリエディタを使用して SQL ステートメントを実行することができました。
理解度テスト
次の理解度チェックに挑戦して Cloud Spanner に関する知識をチェックしましょう(正しいものをすべて選択してください)。
お疲れさまでした
クエストを完了する
Baseline: Infrastructure で、さらにクエストを続けましょう。クエストとは学習パスを構成する一連のラボで、完了すると成果が認められて上のバッジが贈られます。バッジは公開して、オンライン レジュメやソーシャル メディア アカウントにリンクできます。このラボの修了後、こちらのクエストに登録すれば、すぐにクレジットを受け取ることができます。Qwiklabs で受講可能なその他のクエストもご確認ください。
次のステップと詳細情報
このラボは、Google Cloud の多くの機能を体験できる「Qwik Start」と呼ばれるラボシリーズの一部です。ラボカタログで「Qwik Start」を検索し、興味のあるラボを探してみてください。
Google Cloud Training & Certification
Google Cloud 技術を最大限に活用できるようになります。このクラスでは、必要な技術力とベスト プラクティスを習得し、継続的に学習することができます。トレーニングは基礎レベルから上級レベルまであり、オンデマンド、ライブ、仮想環境など、多忙なスケジュールに対応できるオプションが用意されています。認定資格を取得することで、Google Cloud の技術のスキルと知識を証明できます。
マニュアルの最終更新日: 2021 年 9 月 20 日
ラボの最終テスト日: 2021 年 9 月 20 日
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